質問・コラム|奈良市あやめ池の皮膚科・形成外科 - 多田皮フ科形成外科

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質問・コラム

寒くなると、乾燥のせいか、体中が痒くなります。どうすればいいですか?
症状と年齢からは、皮脂欠乏性湿疹かと思います。皮脂欠乏性湿疹は、皮脂分泌が低下して皮膚が乾燥する皮膚病で、皮膚の表面に亀甲上のシワや亀裂ができたり、フケ状の付着物が見られます。治療には保湿剤の外用が有効ですが、痒みが強いとステロイド剤外用、抗ヒスタミン剤内服も併用します。また石鹸を乾燥肌用のものに変更したり、下着を木綿製にすることにより症状が出にくくなることがあります。
3歳の息子ですが、頭や顔にかさぶたのようなものが出来ていてとてもかゆく、フケも出ます。これって脂漏湿疹ですか?
症状から考えると脂漏性湿疹が考えられます。脂漏性湿疹は皮脂腺の発達した部分によくみられる疾患で、頭皮や顔面(特に鼻周囲)にフケやかさぶたが付着した皮膚の赤み(紅斑)が見られるのが特徴です。原因は皮脂が真菌により分解された遊離脂肪酸が皮膚を刺激するためとされており、治療は抗真菌剤やステロイド剤の外用が主体となり抗ヒスタミン剤の内服も有効です。また抗真菌作用のあるシャンプーなども有効です。
足の爪が内側に丸まって、「巻き爪」になっています。ひどい場合は手術しかないですか?
ひどい陥入爪や巻き爪でも手術以外の治療法があります。以前では炎症を伴うような重症の巻き爪の治療には手術を行っていましたが、術後の疼痛が強く局所麻酔が必要といった欠点がありました。このため最近では爪にワイヤーを装着することにより、変形した爪を徐々に矯正していく方法が行われるようになりました。この方法だと麻酔は不要で、当日より入浴や運動も可能です。巻き爪でお困りの場合はご相談ください。
シミが気になります。取りたいのですが、どうすればいいですか?
シミの治療を希望される方は一度医師の診察を受けて下さい。シミ(老人性色素班)は、過剰生産されたメラニンが表皮の下の層(基底層)に沈着するもので、沈着したメラニンを除去する治療が必要です。薄いシミであればビタミンCやトラネキサム酸の内服とイオン導入、ケミカルピーリング、ハイドロキノンの外用が効果的で、濃いシミではメラニンを選択的に破壊するQスイッチルビーレーザーを用いた治療が有効です。また、シミと肝斑では治療法が異なりますので、一度医師の診察を受けて下さい。
毛穴が広がって黒ずみが気にります。化粧品を試しても改善されません。他に方法はありますか?
ケミカルピーリングや、ビタミンCイオン導入が有効です。毛穴の開きは加齢による皮膚のたるみ、皮脂分泌の過剰などにより起こります。また毛穴に蓄積した皮脂が空気に触れて酸化すると、黒色化して黒ずみとなります。症状の改善には肌や毛穴の余分な皮脂を除去し、コラーゲンの再生を促すケミカルピーリング、皮脂の分泌を抑制するビタミンCイオン導入が有効です。また最近では毛穴周囲の角質増殖を抑制して毛穴の開きを改善するグリシルグリシンという成分をイオン導入できるようになりました。
ニキビに悩んでいます。洗顔してもよくなりません。ニキビ跡もひどく残っています。どうすればいいですか?
保険適用の外用剤など、様々な対処法があります。最近レチノイドという外用剤が保険適応となったので、難治性のニキビに対して処方する症例が増えています。この薬は毛穴のつまりを取り除くことにより、ニキビの発生、進行を防ぐもので、治療効果も高いのですが、副作用もあるので一度皮膚科で説明を受けてみてください。またニキビ跡については、皮膚の再生を促進するケミカルピーリングやイオン導入を行うと奏功する場合があります。
子供のころの傷跡が今でも残っていて、見た目が気になっています。いい方法はありますか?
治療は、ステロイド剤の外用療法など、まず保存的治療を行います。傷跡には肥厚性瘢痕とケロイドがあり、症状や経過が異なるので正確な診断が必要です。ケロイドは当初の傷の範囲を超えて大きくなり、肥厚性瘢痕は縮小する傾向にあります。治療は、まずステロイド剤の外用療法や局所注射療法、内服療法、圧迫療法などの保存的治療を行います。それでもひきつれが残ったり、外見の問題があれば、形成外科的な手術治療を考慮します(ケロイドは手術で悪化する場合が多く、お勧めしません)。
首に小さいイボがたくさん出来て気になります。いい方法はありますか?
炭酸ガスレーザーによる簡単な治療で治癒しますのでご相談下さい。首に多発するイボの大部分はアクロコルドンと呼ばれるもので、中高年以降に増加してきますが20代の方にもみられます。特に心配なものではありませんが、衣類に引っかかったり整容的に目立つと行った問題があり、胸やわきにもよくできます。治療としては液体窒素による凍結療法と炭酸ガスレーザーによる焼灼療法があります。液体窒素は複数回の治療が必要な場合が多いですが、炭酸ガスレーザーを用いた方法は1回の治療で治癒します。
わきの汗がひどくて、服選びも悩みます。臭いも気になります。よくなる方法はありますか?
症状は腋窩多汗症と思われます。様々な治療法があります。多汗症は自律神経の失調により体温調節に必要な量以上に発汗する疾患で、日常生活に支障を来します。治療は簡便で副作用も少ない塩化アルミニウム液の塗布から開始し、無効であればイオントフォレーシス、ボツリヌス毒素(ボトックス)局所注射、交感神経遮断術などがあります。ボツリヌス毒素局所注射は4~9ヶ月効果が持続し、昨年より健康保険適応となりましたので今後普及していくと思われます。
歳を重ねてシミやクスミが気になり、肌のハリも…。高級化粧品などを試すも全く効果なし。何かいい方法はありますか?
光治療は、シミ・くすみ・そばかすや肌のハリを改善してくれます。光治療であれば、一定の波長の光を照射すると表皮や真皮に作用して皮膚のターンオーバーやコラーゲンの産生を促進します。このため肌の色調トラブル(シミ、くすみ、そばかす)や肌のハリを改善してくれます。また真皮の毛細血管に作用してニキビ跡の赤みや赤ら顔を改善します。当院では日本人の肌に合わせた設定の光治療器を導入しています。

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